旨い肉って?…
A5ランクの肉?
柔らかい口に入れたらとける肉?
サシが細かく入った霜降り肉?
…私は、本当に旨味のある赤身肉が
一番旨いと思います。
肥育農家さんは一生懸命肥育し、最高ランクのA5-12を
目指します。そういった肉はサシが細かく見事なピンク色、
口に入れればとけだすとても美味しい肉なのですが、
やはり脂濃いため、私は、焼肉なら1~2枚、
ステーキならせいぜい1切れでごちそうさまです。
霜降りのようにとけだす柔らかさはないけれど、
「噛むほどに旨味が溢れだす赤身肉」が
満足感もあり、旨い。
と、私は思えるのです。
そんなお肉を作りたい。
そんな思いから中西畜産でも
肥育を始めました。
出産を経験した牛=経産牛は、
元気な仔牛を出産するために健康管理を徹底します。
食肉用の牛は肥らすために穀物などの飼料を中心に
給仕するのに対し、経産牛は「牧草」中心の給仕をし、
ビタミンやミネラルといった必要栄養素もバランスよく
給与して、常に健康な状態で育てられています。
丁寧に健康管理をされて育てられた経産牛は
肥育された牛より肉はとれません。
また、肉がかたくなります。これを少し肥育すること
によって、
肉本来の「旨味」が濃く、脂でごまかさない
いくらでも食べたくなる肉
となります。
…そして、濃い旨味にさらに
深みを出すため、
宮古島産の「泡盛粕」を
給仕する飼育を研究しています。
宮古島泡盛 ほろよい牛
中西畜産では、旨味の濃い経産牛にさらに深みを出すために
宮古島産の泡盛から出る「泡盛粕」を給仕しています。
粗タンパク質と粗脂肪が豊富な泡盛粕を一定量給与する
ことで、より栄養価の高い飼料給与が可能になります。
また自由に動き回れる環境やこまめな敷き料を交換する
ことによりストレスのない環境を心がけ、
牛本来が持っている旨味力を最大に引き出すようにしています。
宮古島泡盛 酔っぱらい牛
「酔っぱらい牛」は
現在、研究・飼育の調整をしております。
楽しみにお待ちくださいませ。
当面は「ほろよい牛」のみのお取り扱いとなります。